友達の製作の『ただ傍にいるだけで』とテアトル梅田とお茶会 1

 

 

友達の製作の『ただ傍にいるだけで』とテアトル梅田とお茶会

 

 

 

友達から封筒で、映画の招待。

テアトル梅田で一般公開!って! 驚いた! すごい、すごい!

 

 

私は実は1/3(日)に父親が救急車で運ばれて、死と葬式を覚悟してたけど。

入院をして20日ごろに退院をして。だいぶ落ち着いて。

病院からは「退院後もぜひデイサーヴィスに通ってくださいね」と勧められてたけど、コロナ騒動で一時休業をしてて、でも再開できるようになって。

 

安心をして、それから友達にメールをして、行きますよって。

 

 

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テアトル梅田は、大阪でも好きな映画館ね。情緒あるし、文化を紹介していこうという志が感じられるし。

 

他には、シネ・リーブル、第七劇場とか。

 逆に嫌いなのは、大手のシネコン。外観も情緒ないし、ロビーにも情緒ないし。飲食物も大嫌いだし、割高だし、持ち込み禁止だし。

IMAXとか4Gとかの大画面や音響設備はすごいらしいから、そういう部分では人気なのね。

 

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過去にさかのぼるけど。

 

以前、彼女の製作した第一作目の招待状がきたので、義理でいったのね。 

彼女の小さな店で、友達だけの身内だけの上映会。 

 

ストーリーは、彼女の原作と脚本で。

でも私の大の苦手のジャンルで無理でした。

日常生活、病気、せまる死期、死ぬまでの整理、みたいなの、こういうジャンルはダメ。私の好きなのは、やっぱり「ケレン」「ハレ」やね。

例え小津安二郎みたいな国際的に評価されてる巨匠の映画でも、私にはこういうジャンルはダメで、私には批評も鑑賞もする資格が無いわね。

 

ただ、監督をした方は、才能と能力のおありの方だなと言うのがわかる。

ちゃんとした映画になっている。

 

映画を見たら、遠いとこに団体で移動してのロケでお金と手間暇と時間ががすごいかかったのでしょうね。

今時の日本のTVドラマなんかよりはずっと格が上。比較対象が悪すぎるけど。

 

 

 

 

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当日の朝、行けるのを確認をしてから、それから彼女にはメールで「行けますよ」って連絡をして。

 

映画館には早めに到着してチェックしてましたよ。

映画館のチラシをチェックしたら、今の日本映画界って、日常生活、老婦人もの、老人もの、老人と病気、老人のせまる死期と整理、そんなのばかりやね。今の日本映画界って、こういうジャンルに需要があるみたい?

 

そういや、日本映画界って、ジャンルが重なるときはやけに重なるのね。一時期、坊主ものばかりが重なってたり、茶道物がかさなってたり、お墓物がかさなってたり。一時期、やたらと病院や病気物が重なってたわね。

そして又、老人や病気や死期ものが来てるの?

 

高橋伴明監督『痛くない死に方』とか。

高橋伴明監督は、都会の小悪党を主役に痛快ピカレスクものを撮らせたら抜群の職人監督さんで大のお気に入りなのになあ~。今は、こういう映画なら企画が通って資金が集まって集客があるってことかしら?

 

 

早めに着いてチラシヤポスター、その他色々置いてあるのをチェックするだけでも楽しい。

 

既に結構大勢の方々が集まっている。

 

友達が到着して。大勢が次々と彼女に挨拶をして。

 

友達の映画はお昼から15時ぐらいまでで。

その後には、菅田将暉のラブストーリーものを上映するのね。その後にはロビーには大勢集まってた。

 

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映画の始まり始まり。

 

私は早めに着いたので、まだ空席だらけだったから、受付に「一番いい席をお願い」と言ったら、真ん中のとこを抑えてくれて。

ところが始まったら、大勢入ってるよ。それはいいけど、私の座ってる真ん中の列がギュウギュウ詰めで、前列も後列もギュウギュウ詰めで、それでいて一番前の席が空白で。なんで? 後から来た観客を一番前にまわして、できるだけ密を避けろよ、って思ったけど。

 

映画終わった後のお茶会で、製作者の友達も、他の女性も、そういう日常生活を丁寧に描写した真面目で、しかも不幸でも真面目に生きるというようなジャンルが好きみたいで。

製作者の友達も、他の女性が「今の日本映画界は復興している。いい映画だらけ」って。真面目で地味な日常を丁寧に描写のばかりを観に行ったとか、これから観に行くとかあげてて。私とは完全に好みが違うのね。

 

友達が製作した第一作目も、不治の病で死期が迫った主人公が過去をふりかえり、過去の関係者と再会するというもので。真面目に地味にコツコツと日常描写が続いて。

 

友達が製作した第二作目も、不治の病で死期が迫った主人公が、死ぬまでなんとかがんばるという。真面目に地味にコツコツと日常描写が続いて。

 

こういうジャンルが苦手な方には無理でしょうね。それはまず、言っておくわね。

 

私は、小津安二郎監督のでさえ無理。海外の映画で、賞を受賞するような傾向の映画も苦手だらけで。アカデミー賞もの、賞を受賞するような傾向のやつも、まーったくだめ。ケレンみのあるのが好きで。B級や、カルト映画やら、おかしな娯楽映画だらけだから。

だから、私にはこの映画の観客としても批評家としてもまったくの不適切だということをまず知っててくださいね。

 

 

「日常描写をコツコツ」「病気」「迫る死期」ってテーマが私には無理。

それと、ネタバレだけど、ストーリーの「おばあちゃんの手紙」ってとこ、私には無理。

とにかく、あらすじ、脚本が私とは感覚がもう全然違うわね。

 

ただ、この映画監督さんは、才能あるし、能力がある。

日常描写でも、映画になってる。TVの日常ものとは格が違う。橋田壽賀子ものとかとは、画面が違うし、描写も違うし、ちゃんと映画館の大きなスクリーンで上映できるだけの格がある。

 

ロケーション、時間と手間をかけてる。画面に迫力と魅力があるわね。

 

 

 ドローンで描写してたのも、映画館で観るのは、うっとりしたし。

 

韓国ロケもウットリしたし。

 

演出にも力があったし。

 

場面転換が上手い部分は上手いけど。例えば、最初の男性が見るからに病人で異常って分かる場面から、それから過去への場面転換も魅力的で、監督さんには映画監督としての力量がある。

 

ただ、それでいて、なぜか、時々、場面転換の時に画面が黒くなる。専門用語で「ブラックアウト」だけど。これには意味が感じられなかった。ちょっと中途半端だったかなあ?

 

これがジム・ジャームッシュ監督の映画で、各場面転換の時に画面が黒くなる「ブラックアウト」を多用してたのは、これはわざとこういう手法だろうなと分かったけど。極限に装飾を排除するってミニマリズムで、いかにもインディーズらしい手法で、メジャー映画業界の手法とは違うよって感じで。ゴダール監督がわざと画面に傷をつけたりしたりとかね。

 

 

「映画製作の現場は楽しい」

そういう楽しさは伝わってきたけど。

映画内映画ね。

 

  でもストーリー、あらすじは私の好みでは無いわね。

 

 

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映画が終わった後もロビーには大勢人々が集まってて色々談笑してて。

 

その次の映画のために、大勢が続々と入ってきてて。

菅田将暉のラブストーリーものだからでしょうね。

 

映画館には情緒もにぎわいもあっていいわね。その雰囲気は好き。

 

 

 その後、映画館の前で、記念撮影をして。ありがとう。

 

 

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その後、喫茶店に移動をしてお茶会。

その裏話が濃くて面白い。

 

(続く)