2022/03/24 伊藤大介、玉蟲、渡辺、荒巻の刑事裁判、横浜地裁、傍聴レポート 3 傍聴が1時間半ぶっつづけ
入口に貼ってあった表示をメモ。
========
令和2年(わ)第392号等 暴行、傷害
北嶋直樹、伊藤大介
審理
第4刑事部合議係
奥山豪
吉田伸也
========ー
荷物を預けてて、でも、その荷物を預けた後思い直して色々やり直して結局は遅れてしまいました。
そして身体検査、女性職員からの大きな虫眼鏡みたいな機械での金属チェック。
法廷に入って。
傍聴席は、大まかに3つのエリアに分けられてて。
★ 入口近く。検察官側
★ 中央
★ 奥のほう。被告人側弁護士と被告人側。
前列の中央部分のエリアで3席ある内の一番中央の席には既に有門。
その右隣に私が座って。
有門の左隣に、瀬戸が来て着席。
一番後列の左端に李信恵が座って。
入口近くにある、左端のエリアには、前列の左端にマスコミ席が空けてあって、そこに石橋記者が着席。
左端のエリアには、なぜか空席が3席もありましたよ。抽選があったはずなのに、ふざけてるわー!
傍聴席にいる人で、私が特定できるのは、以上で。
その他の男女は私には特定できませんでした。
伊藤大介、玉蟲、弁護士3人(神原元弁護士、上瀧浩子弁護士、永田弁護士)が入廷をして。
裁判が始まりました。
裁判では当然、公式の名前で呼ばれていました。
でも私の傍聴レポートでは、ネット上での有名な名前、SNS上でのアカウント名での活動のほうが知られている方々については、そちらの名前で表記することにしました。被告人の一人は、「玉蟲」というアカウント名での活動で知られています。
証言者は、「ジクス」というアカウント名での活動で知られています。証言者のジクスーは在日で、在日としての名前と日本での通名がありますが、裁判では日本での通名で呼ばれていました。私の傍聴レポートでは「ジクス」に統一することにします。
検察からの論告。
奥の方に痩せた眼鏡の男性。傍聴席に近い方に太めのモジャモジャ頭の男性で。
奥の方に痩せた眼鏡の男性が立ち上がって、原稿用紙を長々と読み上げました。
早口で一気に大量の原稿を読み上げたので、それも情報量が多過ぎて中身が濃くて、メモを取りきれませんでした。
検察側は原稿を冷静に官僚口調で朗読していましたけど。被告人側への心証がかなり悪いことがビンビンと伝わりましたよ。
「両方の事件とも、罪はあきらか」
まずは、神奈川県茅ヶ崎市での渡辺との事件について。
「証拠の動画でも、あきらか」
「被害者ワタナベはただ歩いていただけ」
「両者の間で押し合いになった時、ワタナベは腰を落して抵抗」
「ワタナベは拡声器を所持していなかったこと」
「被告人側の正当防衛性は認められない」
「被告人側の正当業務性は認められない」
「証人の実行委員の証言には公平性は認められない」「その証言は誇張した内容である」
「被告人両人にはそのような権限はない」
「被害者ワタナベが日本第一党であるからという理由には正当性はない」
「被害者ワタナベに対しての反省の意志が感じられない」
「被告人両名の証言には信憑性が感じられない」
続いて、大阪市での荒巻の事件について。
「被告人が動画での『刺せよ、刺せよ』という発言」
「以上のことから、正当性は認められない」
「刑法36条、急迫性の侵害を満たさない」
「ジクスが『なんで在日は差別されなきゃいけないんだ』となげいたので、伊藤が荒巻に会わせることにしたというが、ジクスを荒巻に接触させれば、喧嘩になるはず」「伊藤の責任がある」
「ジクスは被告人とは仲間であり一体のはず」
「荒巻は一人だけで、それに対して二人がかりで、一対二であり。ジクスは体格も良く、体格差もある」
「荒巻が刃物を持参し、示したこともまだ同情の余地があるが」
「撮影し『刺せよ、刺せよ』」
「挑発すれば、暴力を誘発するはずであり」
「ジクスが荒巻を押えた後も、被告人伊藤は暴行し続けた」「過剰制裁である」
「36条の要件を満たさない」
「侵害の急迫性の要件を満たさない」
「接触すれば、暴力を誘発するはずなのに、配慮が足らない」
「荒巻がナイフを持ったことも、まだ同情の余地ありだが」
「被告人伊藤の暴力には、過剰制裁で有り、同情の余地なし」
「被告人伊藤の証言は信用できない」
「伊藤、玉蟲は暴行罪。伊藤は傷害罪」
「被害者渡辺に対する反省の言葉を述べてない」
「荒巻」
「伊藤は自己中心的」
「伊藤が正当防衛を主張するのは、反省が感じられない」
「玉蟲には20万円」
「伊藤には40万円」
検察側は原稿を官僚的に冷静に朗読していましたけど。
それでも、検察側からの被告人両人への心証がかなりひどいのが伝わりましたよ。
行動保守界隈の渡辺に対して同情的で。
さらにすごいのは、行動保守界隈で、前科もちで、しかも刃物持参だった荒巻に対してさえも同情の余地ありという評価なのに。
伊藤への心証の悪さはもう壊滅的にひどいってのがヴィヴィッドに伝わりましたよ。
=============
そして神原弁護士が原稿用紙を持ちながら朗読。
検察側からの朗読は、私にはヴィヴィッドに響いたし頭に入ったし分かりやすかったけど。
神原弁護士からの朗読は、些細な事柄ばかりがグダグダ書かれてて、わかりにくかったのと、メモを取りにくかったのと。
神原弁護士「茅ヶ崎市での慰安婦問題の映画上映会の告知をしたら、プロデューサー、映画監督への誹謗中傷が殺到しました」
「現場の責任者がキタコウイチロウ氏でした。彼からの指導の下、『差別者は会場には入れない』という意思統一がありました」
「午後0時50分ごろ」「ワタナベが力尽くで入ろうとしました」「ワタナベは玉蟲さんの手を振り払って、無理矢理入ろうとしました」
「以上のことから、渡部が自ら倒れ込んでいたのがあきらかです」
============
そして次に、上瀧ひろ子弁護士が原稿用紙を持ちながら朗読
検察側からの朗読は、私にはヴィヴィッドに響いたし頭に入ったし分かりやすかったけど。
上瀧弁護士からの朗読は、些細な事柄ばかりがグダグダ書かれてて、わかりにくかったのと、メモを取りにくかったのと。
上瀧浩子弁護士「正当業務に当たります」
「茅ヶ崎市から警備を依頼された」
「茅ヶ崎市にも伝達しました」
「ワタナベさんを入場させないことで意思統一がなされていました」
「刑法35条により正当化されます」
「茅ヶ崎市の責任です」
「茅ヶ崎市の意向です」
「指定管理責任者、H(あえてイニシャルにします)さんの責任です」
「腕をつかむなどの行為は、刑法36条により正当化されます」
=========-
神原弁護士「正当防衛です」
「ワタナベが警備を突破すれば会場内でのトラブルが予想されました」
「会場内の二階には監督のパク・スナムさんがいる場所です。そこにワタナベが近寄れば、パク・スナムさんに危害を加えることが予想されました」
「表現の自由を守るためにも、表現の自由への妨害者を阻止することは正当です」
「緊急避難のためにも必要な措置でした」
「押し合いへし合いになったのは、双方の責任」
「キタさんの指示でした」
「人種差別団体の一員であるワタナベは危険です」
「急迫性の侵害」
「9月23日の起訴事実は以上です」
「12月23日の傷害事件について」
「ジクスー氏の証言」
「荒巻」
========-
上瀧弁護士が原稿の朗読
「ジクス氏は鶴橋の居酒屋をはしごをして大量の飲酒をしていました。記憶が断片的でした」
「酔っていたので足下がかなりふらついていました」
==========
神原弁護士が原稿の朗読
「荒巻の証言の信憑性は感じられない」
(荒巻と呼び捨て)
「もみくちゃ」
神原弁護士は「ジクスさんの証言では『荒巻が右手で刃物を持ってたので、その右手をずっと抑え続けていた』と言うけど」
「左手が~」「右手が~」とか色々あれやこれやをグダグダ言うのだけど、私の頭には滑って入ってきませんでした。
「時間の関係で省略します」
========-
上瀧弁護士
「正当防衛を主張します」
「荒巻さん」(さんをつけた)
「ジクスさんは酔って足下がふらついていた」
彼女も、神原弁護士と同様に、「ジクスさんの証言では『荒巻が右手で刃物を持ってたので、その右手をずっと抑え続けていた』と言うけど」
「左手が~」「右手が~」とか色々あれやこれやをグダグダ言うのだけど、私の頭には滑って入ってきませんでした。
どうやら、ジクスの証言を、なんとか誤魔化そうと必死だったのではないのかなあ?
「ジクスさんの証言では、『記憶にないことは言えない』という意図でした」
「ジクスさんは誠実に証言をしました」
つまり、弁護士達の意図は「ジクスは酔いすぎてたのと足下がふらついていたので被害にあいやすい状態だったのだから。伊藤はジクスを守るために仕方なく荒巻に暴力をふるった」とほのめかしたかったのではないか?
つまり、弁護士達の意図は「ジクスは酔ってたので彼の証言には信憑性が低い」とほのめかしたかったのではないか?
彼女は最後の締めに、ジクスを一応ほめて締めました。ジクスのことを悪くいうのはさすがに遠慮したのでしょうね。
ジクスは偽証だけはしたくないという強固な意志があったのでしょうね。だから「記憶にない」「記憶にないことは言えない」というしかなかったのでしょうね」
=========
そして次に、永田弁護士が原稿用紙を持ちながら朗読。
検察側からの朗読は、私にはヴィヴィッドに響いたし頭に入ったし分かりやすかったけど。
永田弁護士からの朗読は、些細な事柄ばかりがグダグダ書かれてて、わかりにくかったのと、メモを取りにくかったのと。
「急迫性」
「正当防衛」
「伊藤さんの防衛は正当です」
「伊藤さんは無罪です」
「以上です」
=========
最後に玉蟲に証言台での最後の主張。
玉蟲が「私は渡辺さんをつきおとしてはいません」「渡辺さんはいつまでも長々と寝そべっていた」
「ワタナベさんの当時の上司が日本第一党の桜井誠で。彼は『売春婦の映画』って」「まだ見てもいないくせに、『捏造慰安婦の映画』って憎悪と分断を扇動していました」「日本の過去の性犯罪をなかったことにする歴史修正主義者で、差別者です」
相手を差別者認定をすることで正当化するしかないのでしょうね。残念です。
=========
最後に、伊藤大介が証言台で言い分を主張
「茅ヶ崎市で映画上映会に、ヘイトスピーチを煽る日本第一党の後継団体のメンバーが会場に入って来られたらトラブルになるはず」
「私はワタナベを突き落とした事実はない」
「彼らは今まで過去にひどい差別をしてきました」
「私は今まで、差別反対のために心身共に尽くしてきました」
「2016年には、在日へのヘイトスピーチを禁止する法律が制定されました。その理念を大事にしたいのです」
相手を差別者認定をすることで正当化するしかないのでしょうね。残念です。
自分を差別反対活動の戦士として正当化するしかないのでしょうね。残念です。
==========
裁判長が次回期日を発表。
「6月3日、3時から4時まで」
=========
私、裁判のこと全然知らなくって。今、何がどうなってるのかがよう分からなくって。
ネット検索で刑事裁判の流れを調べましたよ。
3:検察官からの論告
4:弁護人の弁論
これらを先日の2022/03/24の15時~16時半までに一気にまとめてやったのね。
途中休憩もなしやったよ~。しんどー!
次回の2022/06/03で、5:結審、でしょうね。裁判長からの判決言い渡しか~。
============