(続き)
以下、映画のネタバレもあるので。その映画をまだ観てない方は、読まない方がいいですね。見てからにしてくださいね。
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その後、喫茶店に移動をしてお茶会。
和風のメニューで、抹茶や和菓子もあって、よかったよ。
映画製作者を二人で独占をして、色々とお話を聞けるのは貴重な体験ね。
彼女のお話がすごい面白くて面白くて。生き生きとしてて、エネルギッシュで、こっちまでニコニコ笑顔になったよ。
どっちかというと、映画そのものよりも、そういう体験談のほうが面白いぐらい。
『ただ傍にいるだけで』でも、映画内映画というジャンルのもので、監督さんの力量もあるので映画撮影の現場の楽しさが伝わってきて、そこは楽しかった。
映画製作者のお茶会でのナマのリアルな体験談がすごい濃くて濃くて面白くて、映画でもそういうのをもっともっと描写できてたらよかったのにね。
そういう生き生きとした話ができる人なのに、なんで病気ものや死期がせまって鬱展開の話ばっかり撮るんや? 不思議やわ~? そういう真面目なのがお好きなんでしょうけどね。
映画製作者として頑張ってきた壮絶な体験談が貴重。
その裏話が濃くて面白い。
映画終わった後のお茶会で、製作者の友達も、他の女性も、そういう日常生活を丁寧に描写した真面目で、しかも不幸でも真面目に生きるというようなジャンルが好きみたいで。
製作者の友達も、他の女性が「今の日本映画界は復興している。いい映画だらけ」って。観に行ったとか、これから観に行くとかあげてて、その映画ってのが、真面目で地味な日常を丁寧に描写のばかり。私とは完全に好みが違うのね。
友達も、他参加者の女性も「富司純子さんの『椿の庭』、良さそう」「役所広司さんは本当に立派な俳優さん。楽しみ」とか次々とあげていって、すごいうれしそうだった。
『椿の庭』とか、映画の予告編でやってたわね。ポスターもはられてたわ。でも、いらね。ほんま、うちはこういうのには向いてないわね。
友達「菅田将暉、あの子、あなたの近所でしょ?」
私「ははは。近いけど、全然知らないよ~」
友達「菅田将暉、演技もできるし。すごい頭もいいんでしょ。東大はいれるぐらいなのに、進学しなくて。凄い子ね」
彼女たちは次々と日本映画の俳優たちをあげて、褒めていって。ようチェックしているわ。娯楽の好みの傾向は違うけど、日本の芸能界をようチェックして、愛情をこめて育てて支えていってるのは彼女たちでしょうね。
うちはもう、欧米の過激なのの方が好きだからな~。
映画製作者の友達が言うには「大勢に招待券を配ったけど、全然返事ないのや、興味ないから行かないって方々も大勢いたわね」
私「そうなの? 冷たいわね」
映画製作者の友達が言うには「でも、うれしいことに、私らには宣伝力がないのに、それでも新規に大勢の方々からのお客様がいらしてて、本当にうれしい」
私「たぶん、韓国ロケが効いたのでしょうね。韓国の芸能ブームでファンがいるし。韓国ロケの描写も素晴らしかったし」
映画製作者の友達「やっぱり、韓国ロケをしたのは正解だったわね。韓国の俳優さんたちを使ったのは良かったわね」
私も他の参加者「でも、韓国人の男女とも美男美女すぎる。アイドル顔だし。そこは不満ね。日本人の感覚からしたら、もっと素朴な普通っぽい感じのんがいいのになあ」とは言った。
今現代の日本の芸能は微妙なところで普通っぽさや庶民的なのを重視するから。美男美女を使うのなら、ギャグかファンタジーの世界にしたほうがいいわね。今の日本の芸能では「2・5次元もの」って漫画を舞台化したのとか映画化したのとか。魔夜峰央の漫画『パタリロ』『翔んで埼玉』の舞台化や映画化だと、リアリティ欠如の美男だらけでも許されるんだし。
映画製作者の友達の釈明。
他の参加者「日本から韓国に留学とバイトをしている女性が韓国語ペラペラで。在日?」
映画製作者の友達「いいえ、普通の日本人で。この役のために韓国語をゼロから勉強したの」
私ら「ひえ~!えらい!」
それと映画製作者の友達が済州島でのロケの苦労を語って。
「済州島は親日で。そこから大勢が日本に移民をしてきたからね。でも、最近は日韓関係が微妙な状態で。そのことで、この映画も影響をされないか、不安だったけど。でも、韓国映画ファンが大勢きてくれたのなら、うれしい」
私はヘイトスピーチ反対活動に関わってきて。そこで活動をしている在日たちが嫌な連中だらけで。そこのスタークラスの中心人物たちが集団リンチ事件をおこすわ、隠ぺい工作をするわ、被害者にセカンドリンチをおこすわ。
友達の在日が「差別反対活動に関わる在日は嫌なやつらだらけだよ。そんな連中なんかには関わったらだめだよ」って言ってくれて慰めてくれて。
被害者の主水自身が、汚い活動家たちへの怒りを爆発させてたけど、でも大勢の在日たちについては汚い活動とは無関係だと擁護してて、自分の裁判のための訴訟費用を寄付してくれたのも大勢の在日たちだと擁護していた。
在日のための文化応援をしてきた方が「在日で癌なのは、済州島43事件被害者の会の人脈と、雑誌『抗路』の人脈ね。あそこにひどいのが佃煮のように集まってるわね。でも大勢の在日はそういう悪どいのとは無関係よ」
部落批判の三品純「聖公会の牧師の性加害、隠ぺい、見て見ぬふり、横領、と汚いのの集合だね」
それ全部が重なるのが、あの界隈の人脈ね。一部に特に目立つのがおかしなのだらけなの。
でも今の私は、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたいだけど、そのせいで、在日とか韓国朝鮮とか済州島とか聞いたら感情的に拒絶反応を起こしている最中なのね。
そういう風に在日ともめて今頭が沸騰中の私でも、この韓国ロケと韓国人俳優たちのキャスティングにはウットリしましたよ。
製作者も監督も、日本人の神経を逆なでないようにしている。そこに、彼女、彼らの良識と良心と魂を感じましたよ。
これが今の日本の芸能界だと、韓国人のキャスティング等には日本人の神経を逆なでするだらけだから警戒しるけど。
雁屋 哲(かりや てつ)だと、反日のイデオロギーを混ぜて神経を逆なでしよるからねあ。
フジTVは韓国芸能の利権を抑えててゴリ押ししてるのが匂って嫌がられてるし。
『新聞記者』って見てないけど、あらすじと韓国人女優のキャスティングだけチェックしたら変だし、ネット上でもボロクソけなされてるし、神経を逆なでされるやろうなあっていうのが分かるし。
『新聞記者』の韓国人女優ってごり押しの利権でもあるんか? なんなんや?
映画製作者の裏話で色々と濃いお話を聞かせてもらえて。彼女からの許可を得てないから公表はしないけど。特に韓国ロケでの苦労とか、キャスティングの苦労とか。
彼女は話も上手いし、こういう体験談のトークショーでもできたらいいのに。
私からの質問をたくさん、なげかけたよ。
他の参加者の女性も、質問やら過激なことを色々聞きまくってたよ。
私からの質問
私「私は早めに着いたので、まだ空席だらけだったから、受付に一番いい席をお願いして、段差のあるところのちょうど上の段の方で、真ん中のとこを抑えてくれて。ところが始まったら次々入ってきて、それはいいけど、私の座ってる真ん中の列がギュウギュウ詰めで、前列も後列もギュウギュウ詰めで、それでいて一番前の席が空白で。なんで? 後から来た観客を一番前にまわして、できるだけ密を避けろよ、って思ったけど」と言ったら。
友達も困った顔で「あの劇場は、はあ~」って。ようわからん。
「私は毎回、観客席に座るの。でも遠慮して、最後の最後で、一番後ろの席に座るわね」
私「重要なスポンサーに会うのに、唐突に仲間がいなくなったけど。あれって、何なの?」
映画製作者の友達「あれって、よくあることなの」
私「でも、そんなことしたら、貴重なキャリアと人脈と業界での立場をなくすでしょうに?」
映画製作者の友達「十年ぐらいたってから、ひょこっと平気で映画業界に戻ってきて平気で仕事を再開する例もあるのよ」
私「え~?!」
映画製作者の友達「あれって、よくあることなの」「そういうことも、さりげなく書きたかったの」
映画製作者の苦労や裏話がすごい。
私と他参加者「テアトル梅田はいい映画館ね。情緒あるし」「大手シネコンなんてもう、本当、映画館に情緒がないわね」
映画製作者の友達「テアトル梅田は、本社が東京で、大阪には一切発言権がなくて、東京本社で決めるの。映画も、本社が上映させてやってもいいかどうか決めるの」
「シアターセブンとかシネリーブルとか●●とかなら、希望者が映画館を借りるお金を払えばレンタルぐらいとかできるけど。テアトルは希望者が会場を借りるシステムじゃないの。テアトル東京本社が決定権を握ってて気に入らない映画なら拒否されるの。だから上映されるってのは、よっぽどのことなの」
私ら「えー!そうなの?! 知らなかった!すごい、すごい!」
映画製作者の友達が韓国ロケでの苦労とか。
芸能事務所に所属している芸能人をお願いすることでの苦労とか。
韓国の俳優さんを探してキャスティングする苦労とか。
濃いお話だらけ。
他の参加者「監督さん、本当に技術がある立派な方だけど。でも、時々、場面転換でブツッ、ブツッ、と暗いのが見えたけど。あれって何?」
映画製作者の友達の釈明。
私も、あれ?って思った。
ブラックアウトっていうの。ジム・ジャームッシュ監督の映画だと、確信犯でブラックアウトをやってたけど。映画の技術そのものを脱構築可して、原点の素朴でシンプルで最小限のミニマリズムにして、メジャー映画の手法のアンチにしているのでしょう。
でも、友達製作の映画ではジム・ジャームッシュ監督の確信犯とも思えないし、不思議だったし。そこは中途半端だったかなあ?
友達の釈明で「先に観た人が、おばあちゃんからのお手紙について批判してたわね。でも、」と釈明。
私も「私も、あれには見ててブチッときたわね(笑)」
友達の釈明。
それと友達が「主人公の最後についても、色々と批判を言われた」とか。
私も、他の参加者も色々と意見を言ってて。
私が「うん、私ならやね、主人公には生活保護を受けさせてやね、施設にいれてやね」
他の参加者が笑いながら「いや~、もう(笑)」笑いながら、漫才のツッコミみたいに叩いた。
はい、私なんかもう、夢もロマンもない、打算的で冷たい女やね。
そのことでも色々とお話をして。
私は真面目な映画、賞を受賞するようなジャンルの物はもう全然ダメで、アカデミー賞受賞作品、ゴールデンクローブ賞受賞作品も、無理ってのだらけですわ。B級、C級の娯楽映画、カルト映画とか、変わったものばっかり観てるから。もう全然世間一般の大勢との感性や感覚とは違うから。気にしないでね。
映画製作者の友達「アメリカのアカデミー賞は、今は業界の思惑で左右されてるって。コッポラ監督さんが映画の授業でアカデミー賞のことボロクソけなしていたって、トキさんが言ってたわね」
それから色々と濃いお話。
映画製作者の友達「長編は、もう、これで最後。最後の気力とお金を振り絞って使い切ったから。私の財産を使い果たしたわね」
「トキさんも、もう長編はこれで最後でしょうね。体重15Kgやせたとか。本業の仕事も一年休んで、お金も本業のキャリアも犠牲にしたし」
「今後、やるとしたら、短編ならなんとかやれたらやりたいわね。私の童話もあるし。それを短編映画にしたいわね。人形を一コマずつ動かすのとか」
私「今なら、アニメ製作なら技術者が揃ってるから、そっちがいいのではない?」「キンコンの西野が原作の童話を、クラウドファンディングで製作資金を集めて、アニメにして、一気に賞の候補になったし。アニメ化の技術だけはすごいみたい」
映画製作者の友達「あなた、それ、観たの?」
私「見てない。観た方の感想では、アニメの技術じたいはすごいから賞の候補になるのでしょうねって。でも脚本は浅いらしい」
映画製作者の友達「彼のバックにはホリエモンがいてて操ってるみたいだし。ホリエモンと距離をおかないとダメね」
色々と濃いお話をした。
お茶会が終わって。
帰りの電車までの道すがらも、濃いお話。
製作者の友達「先に観た友達が、私の映画をすごい酷評したわね」
私「えー! そんなん言うの?!」
それからそういう話で盛り上がって。
製作者の友達「でも、その友達は草なぎ君の映画を絶賛してて。私は逆で。本当に考えが違うわね。観た?」
私「いいえ。でも話題になってたわね」
TWITTER上で、トランスジェンダーの活動家が「本物でないやつがトランスジェンダーの役をやるのは搾取だ」とけなしてたので、活動家嫌いの方々が反撃してたなあ、ってぐらいで。私は興味なくて。
製作者の友達は草なぎの大ファンで、でも内容が嫌いとか。
「主人公が不幸になるんだけど、その不幸への落ち方が信ぴょう性ないし、ご都合主義でひどい。リアリティがない。友達が、なんで、そんな映画を絶賛して、私の映画をけなすのかが理解できない」
私「ああ、たぶん、その友達は、甘い、スイートなのが嫌いで。ドロドロの不幸ものが好きなのよ」
ドロドロの不幸は反権力、反体制っぽくて、スィートなのは体制側、みたいなのでしょうね。スィートなのは水戸黄門を恥ずかしげもなく見ているような層みたいで嫌いとか。
色々濃いお話をしてるうちに、駅についてお別れ。本当に楽しかった。ありがとう。
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彼女には、いつか、関西在住の映画製作者として体当たりで頑張ってきた体験談、苦労話、トラブルとかを、後輩のためにも色々と伝授するトークショーをしてほしいな。すごい面白いから。それとか、お茶会とか。
映画製作者の体験談付きのお茶会って、面白いし貴重でした。