26:18~
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
技能実習????
あれは利権そのものなんですね。ジツコさんていいますか、外務省と法務省と労働省とが、関係している団体で、技能実習生を雇うには、そこを通して、管理団体にお金払ってくださいと。
そういう法律の改正とかいうのは、政治家がバカなので、官僚のほうが強い。官僚は60歳で定年した後にどうやったら自分が天下りして食ってけるか考える時に天下りのための法律、なんとか通すわけですね。こういう風な技能実習を入れたら自分たちの再就職先が確保できるってことで進んだっていう形ですよね。
【我那覇真子(ガナハマサコ)】
じゃあ、技能実習生の制度って、何もなんか政府がいってるようなあれではなく、利権のあれを、構造を作るために???
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
派遣にしてもそうだけど、人の労働でどうやってピンハネするかって考える、浅ましい人たちってのが非常に多いわけですね。技能実習にしたって実際そうなんですよ。
外国人が入ってきて、そういう団体はお金入るけど、これも???日本に、国に入ってないんですね。
どこに入るのですか?
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
だからそういう利権団体の人たち、人材???、人身売買組織みたいな形になるわけなんですね。
雇う側が上納金払っていくと。
だけど、シンガポールだったかなあ? その外国人雇用税っていう制度がある国があるんですね。外国人を雇ったら、行政負担分相当する分を国に払いなさいと。国に払えば済むんだけど。カンリ、そういう天下り団体に、が潤うような制度になっちゃってる。
そしたら逆に、人権も守られない。だってお金払う側からしたら、払った分、元とろうとしますでしょ。
元とらんと意味ない
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
元とろうとしたから、岐阜だったかどっかで、残業時給200(円)いくかいかないかでこきつかった、みたいな。
そりゃ、週40時間の給料払って、プラス一時間100円、200円で一週間100時間こきつかえたら、どこの会社だって、どんな経営者だって、逆に人件費で潰れることは無いですもん。
外国人雇用税の制度で国にお金が入るようにすれば、低賃金労働者によって日本人の職場が失われていくっていうことも減っていくし、残念ながら、そういう複合的なところから考えられる人ってのがいないと思うんですね。
弁護士の先生にしたって、海外に留学して学位取りましたとか、いうような方って少数派だと思うんですよ、ドメスティックな資格ですから、弁護士したって。
私は韓国ですけども、留学しました、大学の教員として働きしました、一時は向こうの人間と結婚して配偶者ビザもらってました、離婚して又、大学の教授としてビザもらいました。
ずーと、がんばって、がんばって働いて、月給19万で働いてやっと永住権取りましたっていうことで。
一つの国ですけども、留学、キョウ、語学、留学、語学教師、教授、配偶者、教授、永住と。途中で芸能人ビザ出したいって言ったんですけど。
笑う
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
TVに出たんで、芸能人ビザくださいって言ったら、「貴方は真面目なことで、教授としてコメントするんだから芸能人ビザ出しません」って言われて。本当はパスポートに芸能人ビザ貰いたかったけどんですけど、永住とっちゃったから、芸能人なれるんですけど、向こうでもね。年取ってお呼びがないですけども。でもそういう風に自分自身が外国で苦労してビザを取った経験もあるし、言葉も学んで文化的な摩擦も経験して、又日本に帰ってきて、と。ということをしてるので、単に行政書士として手続きだけやってましたって人間では無いんですね。
実際に別の国で体験されてるんですね。
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
当然だから、大学院もちゃんと出てて、日本語教師もやったので、日本では日本語教師の過程として外大出たんですね。文化のほうも勉強したと。学部法学部で大学院経営学部っていうような複数の学問やって、そしてこういう経験をした。だから今、外国人の目線とか、事業者の目線、法律家の目線として、学者の目線として、こういう風に話をしているって話なんですね。
それで色々
すばらしい。そういう行政書士の方は少ないんですよ。ほとんど似非の人が多い
業界から似非が多い
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
似非というか。もちろん、入管に出入りするのにですね、昔は六割ぐらいしか通らなかったのが、今は、行政書士会のための幹部のための上納金を払えば、お金さえ払えば全員が許可されるっていう状態になったので、パスポートの読み方しか、読み方すら知らない人も、申請XX取るんですね。やっぱり英語でいったら英検2級ぐらいのレヴェルがなかったら、書類そのものが絶対読めないんです。
今後、そういう人も排除
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
排除してくださいって言ったら、当然、行政書士がやってくれないんですね。
やってくれない
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
受講生が減ったら収入が減るからです。
又、金の問題ですよね。
行政書士会の
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
色んなところで、変な平等論があって、みんな平等でなきゃいけないみたいな感じ。
みんな同じ行政書士じゃないですか、っていうことで、みんなできるんじゃないですか、ですよね。
だけどやっぱり、お医者さんにしたって、内科とか外科、違うわけじゃないですか。
司法書士だったら登記、弁理士だと特許っていう風に、やることってかなり狭いんですけど。
行政処理の場合は、許認可にしても万の数があるというような、専門に特化してるのが現状なわけですから。外国人業務扱う人が外国語が何もできないってのは危険なんですね。
調べられない、チェックできない
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
で、そういう人、どうやって仕事してるか、と。みんながみんなじゃないけども、外国語が全くできない行政書士の中には、中国人の事務長を置いてますと、通訳置いてますと。中国人の通訳置くことは間違ってないです。中国に限らずね。だけど、実際はお客さんとのやりとりから書類の作成まで、全部その外国人がやってますっていう事務所も実際にあります。
先生がやってない。先生というか行政書士がやってない
【特定行政書士 中村伊知郎先生】
行政書士本人が何か一つの外国語ができない限り、この仕事が責任を持ってできるはずがないんですね。先ほどいったような難民認定が落ちたのは行政書士か弁護士が悪いんでしょ、っていうように、正しい申請、正しい許可を取るためには、相手から出されてた書類が何を書いてて、どういうレヴェルのものかっていうを、確認しなきゃいけないわけです。うちは、韓国の場合は、虚偽書類持ってきたら、全部その場ではねられるんですね。
【我那覇真子(ガナハマサコ)】
素晴らしいお話を、本当にしていただきました。こういう風な現場に先生のような方が
いらっしゃるのは、とてもうれしい。こういう力強い本物のほうの運用していく先生がいらっしゃるんだと思って、とっても今日はうれしいと同時にですね、又、先生のこういった、こういった移民の政策のあり方こうなんだっていうのを、引き続き色んなところで、色んな人が聞いて学んでいく機会が増えたらなあと本当に思います。
もっともっとお聞きしたいことはあるんですけども、いったんビデオの方、閉じさせていただきたいと思います。今日は本当に貴重な話を聞かせていただいて、ありがとうございました。