2023年のハリウッドのアカデミー賞ノミネートをチェックしてみて
驚いたのが、
★ 大衆向け通俗映画か、
★ ヨーロッパの芸術映画祭みたいな顔ぶれか、
★ ポリコレで白人以外を重用か?
両極端じゃないか?
昔はいくらなんでも、アメリカ映画らしくて、それらしい「格調高さ」、大衆性と、をギリギリ折り合いと調整とをつけてたのがあったような気がするけど?
例えば、昔なら、大ヒット映画シリーズでも、シュワルツネッガーのターミネーター・シリーズとか選外だったはずなのに。
「アカデミー賞らしき品格が無い」とかなんとかだったのかどうかは知らんけど。
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『イニシェリン島の精霊』
予告編を見ただけでも、これはヨーロッパのインテリ向けの芸術志向の映画祭り向けでしょう。賞を受賞するだけの「品格」はあるのでしょうけど。アメリカ国民の統合の象徴であるアカデミー賞がこれを受賞しても、たいていのアメリカ国民はドッチラケになるんちゃうかなあ?
古典小説も、古典映画も、私は古典としてなら好きだけど。これを今リメイクされても、通は喜ぶでしょうけど。賞を受賞するだけの「品格」はあるのでしょうけど。アメリカ国民の統合の象徴であるアカデミー賞がこれを受賞しても、たいていのアメリカ国民はドッチラケになるんちゃうかなあ?
『トップガン マーヴェリック』
『エルヴィス』
『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』
通俗的、大ヒット作品。
アメリカ的な国民統合の象徴だけど。
賞を受賞するだけの「品格」はどうかなあ?
これでいいのなら。過去の通俗的、大ヒット作品が無視されてきた歴史はどうなるのか?
芸術性と大衆的ヒットとを両方兼ねた作品がないのでしょうね。
『フェイブルマンズ』
甘ったるそうで、興味ないなあ。
ここらへんに賞を与えるのが、無難で落としどころか?
「お芸術」って感じ。あんまり、面白くなさそうだけど。
『TAR/ター』
『ウーマン・トーキング 私たちの選択』
下世話な通俗性で過激そうで、面白そうだけど、賞にノミネートって。
『逆転のトライアングル』
昔なら、ヨーロッパの映画祭で、クエンティン・タランティーノ監督が賞を受賞するようなものか?
昔のアカデミー賞では考えられないような?
★ ポリコレで白人以外を重用か?
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
これは面白そう。
SF的でマニアックで、昔ならアカデミー賞的では無い。
それとアジア系を重用で、ポリコレにも配慮ってか。