2022/01/24(月)伊藤大介関係刑事裁判、横浜地裁の傍聴 4 JKSの証人尋問
刑事裁判の傍聴は初めてなので、驚きだらけでしたよ。
最初の部屋で、受付が荷物を大きなビニール袋に入れて預けてほしいって。
筆記用具とノートと貴重品だけ持参許可とか。
その部屋を出たら、係が大きな虫眼鏡みたいな道具(なんだ?)を使って厳重な金属チェック。
ポケットにICレコーダーを入れてもバレそうなのね。残念。
法廷の椅子は、コロナ対策のため、一人ずつ禁止で間隔を開けるのね。その分、入場者数が少なくなるのが残念すぎる。
奥の方が伊藤側の弁護士で。中央が証言台と裁判官で。入口側が検察側か。
私は中央の前列の左端を取った。
続々と入場。
傍聴席にいたのは、特定できたのでは、
私、肥モン。
ウオッチャーの女性。
有門(行動保守界隈)
慰安婦問題の映画の関係者の女性。
野間、松本エイイチ、石橋学記者、(関東のしばき隊系活動家)
李信恵、モジャ。(関西のしばき隊系活動家)
間違いかもしれないけど、amegrif(関西のしばき隊系活動家)。
特定できない男性だらけ。
それと空席が一つだけ(誰の分のだろう?)
弁護士側は、奥のほうに上瀧弁護士、第三の男性弁護士、傍聴席に近い方に神原弁護士。
証言台に、大柄の男性。ファッションはフード付きのカジュアルファッションで。
証言台に立ったジクスー。フード付きのカジュアルな服で。下は青いジーパンかしら? 法廷で証言台たつんだから、もっとキチンとしたファッションをした方がいいのではないの?と違和感を感じました。
以前にエル金がリンチ事件の裁判の被告のくせにカジュアルファッションなのには驚いたけど、貧乏だからかなあと推測できたけど。
ジクスーの場合は、傷害沙汰で刑事事件で罪を認めて有罪なったのを恥じて裁判所に来るときもフードで顔を隠したかったからかしら?
それともただ単に、頭髪の頂点の部分が薄かったので隠したかっただけとかかしら? いやいや、厳粛なスーツ姿に、フード付きのコートを着れば顔も頭髪も隠せるから、それにすればいいのに。よう分からん。
弁護士が質問形式でジクスーに答えさせる形式で進行。
「2013年頃」「新大久保の差別デモのカウンター」
「荒巻とは、直接は知らなかった。インターネットの動画から」
「仕事の転勤で大阪へ引っ越し」
「伊藤さんと食事」
弁護士から「事件のあった日について説明してください」
ジクスー「仕事が終わった後の7時か8時ぐらいに、鶴橋の飲み屋に行きました」
「ハイボール3,4杯」
「カラオケスナックで焼酎のロック」
「鶴橋の居酒屋へ」
「四人で。その四人は、伊藤さん、私、リ・シネさん、カワカミさん」
「その後、タクシーに乗ったのは、伊藤さんと私だけの二人だけ」
「タクシーの中での会話で、『自分は在日で、なんで差別されなきゃいけないのか』と言ったら」
「伊藤さんが、『差別者に直接話をする』って」
「伊藤さんが荒巻に電話をして『Jフラッグで待ってる』って」
「荒巻が小走りでやった来た」
「その時はナイフは見ていない」
上瀧弁護士が「いつからナイフを見たのか?」と言いながら白い紙を渡して、ジクスーが書いた。
ナニかゴチャゴチャしていたけど、傍聴席からはよう見えない。
上瀧弁護士「どういう位置で見ましたか?」
ジクスー「お腹のあたり」
「片手で」
「危ないので彼の手首を押えた」
「荒巻は抵抗」
「二人は倒れ込んだ」
「倒れ込んでも、荒巻の手首をつかんだまま離さなかった」
「柔道の袈裟固め」
「荒巻の手首をつかんだまま」
「『こいつナイフ持ってる!』って」
「伊藤さんから『ナイフ!』って」
弁護士から「貴方が警察に被害届を出さなかった理由を教えてください」
ジクスー「自分のは、口の中を切っただけだし。それと擦り傷だけだから」
ジクスー「伊藤さんの被害届だけでも十分重い罰になると思ったから」
ジクスー「荒巻が伊藤さんを刺したところは見ていない」
「後で警察から血で濡れたシャツを見せられた」
検察側の席にいたのが中高年男性二人で。太めのモジャモジャ頭で風采の良くない男性と。細めの男性と。
太めのモジャモジャ頭の男性のほうが質問する時間が多かった。こっちのほうが地位が上なのか。
海外の法廷ドラマだと、検察側が被告人を泣き崩れるほど糾弾するけど。この検察は、穏やかで丁寧で、あくまでも懇切丁寧な確認作業、裏取り調査の確認取材という感じで。意外。
検察「身長と体重を教えてください」
ジクスー「182CM、120KG」
「ラグビーをやってました、中学から」
ジクスー「『俺は朝鮮人だ』って」
検察「伊藤さんが動画を撮りながら何か言ってましたか?」
ジクスー「おぼえてない」
神原弁護士からの質問。
「通行人から『もうナイフは持ってない』って言われましたか」
裁判官からの質問「血は」
ジクスー「口の中。手の甲をすりむいた」
裁判官から「これで証人尋問を終えるので。●●(?)に書いてほしい」
ジクスー退出。
裁判官から「いったん休廷。割と早い目に進んだので。今は2:20だから。2:40に再開しますので」
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私の感想。
ジクスーでさえ、いくら懇意な伊藤のことでも、虚偽の証言をしたくなかったのでしょうね。
「荒巻が伊藤を刃物で刺した瞬間を、貴方は見たのかどうか?」というのが重要な争点だけど。
「荒巻とモミクチャになってたので分かりません」、としか答えようがなかったのでしょうね。これで下手にかばいだてをして虚偽の証言で「荒巻が伊藤を刺したのを確かに見た」なんて言ったら、嘘がばれたら後々に大変なことになると判断したのでしょうね。虚偽罪だし、民事で極限の賠償金請求されるし。
ジクスーには気の毒な部分がある。
彼が直接、荒巻に対峙して。
罪を認めて有罪で。
しかも証言台では、いくら懇意な関係の伊藤のことでも、さすがに虚偽の証言はできなかったのでしょうね。苦渋の上での判断でしょう。彼は苦しんだのでしょうね。
ジクスーには気の毒な部分がある。
在日が刑事で有罪を認めたら、もう帰化は無理でしょう。彼には子どもがいるらしいけど、子どもや親戚が帰化する上でも迷惑がかかるかもしれないし。
辛淑玉が帰化申請をしても、弟がヤクザで無理だったとか。その悔しさを日本への恨みへと八つ当たりされるのは理不尽だけどね。
でもジクスーは、伊藤みたいに、弁護士に「仕事の不利になるから、ナニが何でも無罪にしてくれ」とはよう要求できんかったのでしょうね。
この運動のせいで、次々と不幸になる人々が出てきているわね。
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(続く)